会報誌「サングラハ」第170号(2020年3月)について

目次

■ 近況と所感 ………………………………………………………… 2

■『唯識三十頌』を学ぶ(11) ………………………………岡野守也… 5

■ コスモロジー心理学入門(6) …………………………岡野守也… 13

■ 痴呆、認知症そして老耄(認知障)(2)…………………大井玄…… 22

■ 仏弟子たちのことば(2) …………………………………羽矢辰夫… 32

■ 名作再訪『自我と無我』(2) ………………………………増田満…… 34

■ ベラー『徳川時代の宗教』を巡って(17)…………………三谷真介… 42

■ 講座・研究所案内 …………………………………………………… 46

■ 私の名詩選(69) 万葉集・春の名歌 ………………………………… 47

編集後記

 感染症が爆発的に広がりつつあります。皆さまのご無事をお祈りいたします。

 今号、主幹の唯識講義録は修行の段階論・五位説です。覚りへの道は極めて遠大ですが、逆に言えば人間の可能性も果てしないということで、それだけでも目先の諸々に絶望しないで済みます。確かに、旅はどの時点でも楽しいものです。『三十頌』の最終回となり、次号から六波羅蜜の講義が始まります。

 コスモロジー記事では五つの学説のうち、ヘッケルの生態学についてです。これまでの「大きな物語」から一部の修正となりますが、私たちが進化する宇宙の中で、無数のもののおかげで生かされているという基本は何ら変わっていません。修正に開かれていることこそ現代のコスモロジーにふさわしいと思います。

 大井先生の新連載は二回目、デンマーク、スウェーデンの北欧ケアの成り立ちと見事な達成を中心に紹介されています。実際、日本の現場ではお年寄りが社会から切り離された「対象」として扱われがちです。その違いは生きる環境を支える、社会全体の思想・哲学にあるようです。

 羽矢先生の仏弟子に関する連載も二回目、最初の仏弟子・コンダンニャが何が「わかった」のかについて語られています。

 増田さんの名作再訪では、主幹の『自我と無我』について、主に人間の出生から超個に至る成長・発達論の部分が紹介
されています。

 三谷記事では引き続き「内面の死」を取り上げています。

                       (編集担当)

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