研究所主幹・岡野守也について

当研究所代表である主幹・岡野守也の略歴・著作等を紹介します。

略歴

1947年 3月 2日 広島県因島市に生まれる。
1969年 3月    関東学院大学神学部卒業。
1971年 3月    関東学院大学大学院神学研究科修了。
1972年 6月    日本バプテスト同盟戸塚伝道所に伝道師として就任。
1977年 9月    上記在任のまま、株式会社春秋社に入社。
1982年 3月    日本バプテスト同盟戸塚伝道所を辞任。
1982年 4月    株式会社春秋社編集長に就任、以後参与、顧問を歴任。
1992年 1月    上記在職中、非営利団体サングラハ心理学研究所創設。
            (現在サングラハ教育・心理研究所と改称)
1998年 6月    株式会社春秋社退社。
1998年 7月    独立、著述業・サングラハ心理学研究所に専心。
1998年~2007年 四国学院大学非常勤講師、「仏教とキリスト教」を担当。
1999年 5月    国際仏教大学院大学非常勤講師として講義。
1999年~2009年 青森公立大学非常勤講師、「臨床心理学の理論と応用」を担当。
2001年~2013年 法政大学文学部・社会学部兼任講師、宗教学担当。
2004年~2013年 武蔵野大学人間関係学部非常勤講師、「仏教心理論」担当。
2006年~2013年 桜美林大学非常勤講師、「キリスト教と他宗教」担当
2007年~2013年 桜美林大学非常勤講師、「人間性心理学」担当
2008年11月~
   2012年 3月 日本仏教心理学会創設、副会長(現在運営委員)
2009~2010年  茨城大学大学院農学研究科非常勤講師、「持続社会システム論」単発授業担当

学会及び社会における活動等

2008年~2012年、日本仏教心理学会副会長。
日本トランスパーソナル学会顧問。
1992年、非営利団体サングラハ心理学研究所を創設し社会人教育の講座(トランスパーソナル心理学、唯識心理学、論理療法、コスモス・セラピー等の講義及びワークショップ)を持続、同時に機関誌『サングラハ』を創刊、以後年六回発行通巻第156号(2017年現在)。
1997年10月~1998年3月、NHKラジオ第二放送「こころを読む」『唯識――仏教的深層心理の世界上・下』に出講。
その他、中学、高校、大学、仏教各派、企業などでの講演、研修などを広範囲に行なっている。

芸術関係の業績、社会的活動

著作
『能と唯識』1994年、青土社。
論文
「能――仏教の深層心理劇」『人間性心理研究』第13巻第一号、人間性心理学会、1995年。
講演
能に関する講演多数。
Elemen主催「いのちを見つめる/消滅と再生」展、於さいたま市ノースギャラリー、2011年。
かがわ・山なみ芸術祭「時と共に」、於塩江旧上西小学校、2016年。

主要著作及び業績

*各単行本の紹介については書籍のご案内をご覧ください。

単行本

『トランスパーソナル心理学』1990年(増補版2000年)、青土社。
『唯識の心理学』1990年、青土社。
『美しき菩薩・イエス』1991年、青土社。
『能と唯識』1994年、青土社。
『わかる唯識』1995年、水書坊。
『唯識で自分を変える』1995年、すずき出版。
『わかる般若心経』1997年、水書坊。→『よくわかる般若心経』2004年、PHP文庫。
『唯識のすすめ――仏教の深層心理学入門』1998年、NHK出版。
『大乗仏教の深層心理学――『摂大乗論』を読む』1999年、青土社。
『コスモロジーの創造――禅・唯識・トランスパーソナル』2000年、法蔵館。
『自我と無我――〈個と集団〉の成熟した関係』2000年、PHP研究所。
『生きる自信の心理学――コスモス・セラピー入門』2002年、PHP研究所。
『聖徳太子『十七条憲法』を読む――日本の理想』2003年、大法輪閣。
『道元のコスモロジー――『正法眼蔵』の核心』2004年、大法輪閣。
『唯識と論理療法――仏教と心理療法――その統合と実践』2004年、佼成出版社
『空海の『十住心論』を読む』2005年、大法輪閣。
『いやな気分の整理学――論理療法のすすめ』2008年、NHK出版生活人新書
『仏教とアドラー心理学――自我から覚りへ』2010年、佼成出版社
『コスモロジーの心理学――コスモス・セラピーの理論と実践』2011年、青土社
『「日本再生」の指針――聖徳太子『十七条憲法』と「緑の福祉国家」』2011年、太陽出版
『ストイックという思想――マルクス・アウレーリウス『自省録』を読む』2013年、青土社
『『金剛般若経』全講義』2016年、大法輪閣

共著

『禅と現代』(秋月龍珉編)1986年、平河出版社。
『宗教と文化――諸宗教の対話』(南山大学宗教文化研究所編)1994年、人文書院。
『東洋の知恵と心理学』(恩田彰編)1995年、大日本図書。
『トランスパーソナル心理療法入門』(諸富祥彦編)2001年、日本評論社。

対談・シンポジウム

『テーマは〈意識の変容〉』(吉福伸逸との対談)1991年、春秋社。
『〈自己〉から〈世界〉へ』(シンポジウム企画提案)1992年、春秋社。
『宗教・霊性・意識の未来』(シンポジウム企画提案)1993年、春秋社。

共同開発テキスト

『自分とは何か、なぜ学ぶのか、どう生きたらいいのか』HVS綜合研究会
 明治大学付属中野八王子高等学校、東京成徳大学高等学校でテキスト採用されている。特に明大中野八王子ではすでに顕著な教育効果が報告されている(『これが私学だ』第6~7号、白井利剛の報告参照)。
『宇宙の歴史と私のつながりを考える』HVS綜合研究会
 明治大学付属中野八王子高等学校、法政大学でテキストとして使用され、顕著な効果をあげている(『これが私学だ』第6~7号、白井利剛、岡野守也の報告参照)。

論文

「心理イメージが支える宗教ブーム」『イマーゴ』1990年1月号、青土社。
「危機意識――理性と霊性の統合に向けて」『イマーゴ』1992年2月号、青土社。
「トランスパーソナルの可能性」『イマーゴ』1993年7月号、青土社。
「現象学と唯識学」『人間性心理研究』第11巻第二号、人間性心理学会、1993年。
「霊性の現在と未来」『イマーゴ』1995年8月号、青土社。
「能――仏教の深層心理劇」『人間性心理研究』第13巻第一号、人間性心理学会、1995年。
「コスモロジーの創出――ニヒリズムの克服に向けて」『季刊仏教』1998年10月、第45号、法蔵館。
「福祉のコスモロジー」『季刊仏教』2000年8月、第51号、法蔵館。
「仏教と心理学――領域間の壁をいかに取り払うか」『日本仏教心理学会誌』2010年5月、創刊第1号、日本仏教心理学会。

放送テキスト

『唯識――仏教的深層心理の世界上・下』(NHKラジオ第二放送「こころを読む」1997年10月~1998年3月放送)1997年、NHK出版。

事典項目執筆

『世界宗教大事典』1991年、平凡社。
『臨床心理大事典』1992年、培風館。
『臨床心理学辞典』1999年、八千代出版。
『仏教心理学キーワード事典』2012年、春秋社。
『最新 心理学事典』2013年、平凡社。

新聞・雑誌連載

「ろんだん」『新宗教新聞』1996年四月号~1997年3月号。
「日本霊性史紀行」『新宗教新聞』1997年4月号~1998年3月号。
「環境問題と心の成長」『傘松』2007年8月号より連載28回。

翻訳

『摂大乗論現代語訳』(羽矢辰夫と共訳)1996年、コスモス・ライブラリー。
『ムダな努力をしないで幸福になる方法』J・ロビンソン、1999年、PHP研究所。
『時間とお金をムダにしないで成功する方法』J・ロビンソン、2000年、PHP研究所。
『人生に奇跡をもたらす7つの法則』ディーパック・チョプラ、2000年、PHP研究所。
『〈豊かさ〉の人生術』シャクティー・ガーウェイン、2001年、PHP研究所。
『きっと、「うつ」は治る』ポール・ホーク、2002年、PHP研究所。
『万物の理論』ケン・ウィルバー、2002年、トランスビュー
『今日できることをつい明日に延ばしてしまうあなたへ』ウィンディ・ドライデン、2003年、PHP研究所。
『アドラー心理学への招待』アレックス・チュー、2004年、金子書房。

研究所主幹からの挨拶

研究所主幹による挨拶と紹介です。(2011.4月)