2022年1月〜3月サングラハZoomリモート講座のお知らせ

サングラハ教育・心理研究所2022年3月までの講座案内をお伝えします。

 これまでも繰り返してきましたが、残念ながらこれまで(有史以来)のものの見方・やり方は、ものごとすべてを基本的にばらばらに分離・独立したものと捉える〈分別知(ふんべつち)〉をベースにしたものであり、個人の心にも社会・世界の状況としても、多くの問題を生み出してきました。

 そして今や問題が山積みになっており、このままでは、近未来に希望を見出すことが難しい時代になっています。

 けれども、これまでとは根本的に違うものの見方であるほんとうの智慧、すべてがつながっており究極は一つであることに目覚めた〈無分別智(むふんべつち)〉とそれをベースにすべてのもののそれぞれの姿を適切に捉える〈無分別後得智(むふんべつごとくち)〉を学び身につけることができれば、私たちは、個人としても社会・世界についても、確かな希望を見出すことができると思われます。

 当研究所のプログラムは創設以来、分別知から智慧への心の成長の促進を目指してきました。今期のプログラムもその継続です。

 現在、コロナの状況に対応して、講座はすべてリモートとしています(Zoom使用)。

 遠隔(リモート)には、デメリットもありますが、どんなに遠くにお住まいの方でも参加していただけるというメリットがあります。

 これまで、関心や希望があったにもかかわらず距離的に参加が難しかったみなさん、この機会にぜひご参加下さい。

目次

【リモート日曜講座】「般若=智慧とはなにか――『摩訶般若心髄経(まかはんにゃしんずいきょう)』を読む」

 古代から日本人の心を育んできた大乗仏教、その核心にある「空」「般若=智慧」「菩薩」とは何か。要点をわかりやすく学んでいきます。

 まったくの初心の方の入門としても、中・上級の方の復習・熏習のためにも役立つことを目的としたプログラムです。

 テキストとして、般若経典の集大成である『大般若経』六百巻などのもっとも重要な個所を抜粋編集した『摩訶般若心髄経』を読んでいきます。

 併せてやさしい瞑想法もお伝えしますので、知識だけにとどまらない深い学びをしていただけるはずです。

 ▼講師:研究所主幹▼テキスト:随時配布▼時間:13時半〜16時半▼参加費:一般=1万5百円、年金生活・非正規雇用・専業主婦の方=7千5百円、学生=3千円

 1月23日 2月27日 3月27日(3回)

【リモート水曜講座】「『正法眼蔵』とやさしい瞑想によるやすらぎの時間」シリーズ

 『正法眼蔵』を学ぶ長期シリーズです。今回は、文体が難解なことで知られる道元禅師の著作としては例外的なほど平易な言葉でありながら、きわめて深い死生観を語った「生死」の巻を選びました。

 『正法眼蔵』は初めての方にも、中・上級の方にも、それぞれのレベルの学びが可能です。

 やさしい瞑想の時間も含め、悩みの多い日常を離れ、深いやすらぎを感じることのできる時間になるでしょう。

 初心の方には、受講前にやさしい道元入門と瞑想入門のテキストも差し上げます。お気軽にご参加ください。

 ▼講師:研究所主幹▼テキスト:随時配布▼時間:19時半〜21時▼参加費:一般=7千5百円、年金生活・非正規雇用・専業主婦の方=6千円、学生=3千円

 1月19日 2月16日 3月16日(3回)

【リモート土講座】「深い気づきのメソッド――六波羅蜜を学ぶ」第一期

 大乗仏教について入門から初級程度の予備知識と理解があることを前提とした、中・上級者向け(ただし、予め了解の上であれば、入門・初級の方でも受講可)の日々の実践のための講座です。

 大乗の教えの基本である空・中観と唯識を学び、煩悩とは何か、それを超える覚りとは何かについていちおうの理解ができた人の心には、次に、ではどうしたら覚れるのかという実践的な問いが起こるでしょう。

 六波羅蜜、完成(つまり覚り)への六つの方法(メソッド)がある、というのがその問いへの答えです。今期から、その具体的な内容について『大般若経』を中心に学んでいきます

 (瞑想の実習の時間もあります)。

 ▼講師:研究所主幹・岡野守也▼テキスト:随時送付▼時間:14時〜16時▼参加費:一般=1万5百円、会員=9千円、年金生活・非正規雇用・専業主婦の方=7千5百円、学生=3千円

 1月8日 2月12日 3月12日(計3回)

土曜、日曜、水曜の各講座の特徴

現在リモートにてサングラハの講義は全国(世界)のどなたでもご参加いただけますが、元々土曜日は東京、日曜日と水曜日は、高松にて開催しておりました。

土曜日は、サングラハ最新の研究内容を東京で。

日曜日は、歴代の研究内容から選ばれたものを高松で。

水曜日は、平日の仕事が終わった時間に仏教の中でも正法眼蔵などを共に味わう。

といった形で構成されています。

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