日本人よ、茹で蛙になる前にジャンプせよ!(再録)

 殺人的猛暑で実際にたくさんの方が熱中症で亡くなっています。心からご冥福をお祈りします。

 今年は、「経験したことのない」「命に危険のあるレベルの」という表現のされる猛暑ですが、この傾向は、すでに十年以上前から続いているものですし、さらに続くとかなり確実に予想されるものです。

 私たちは、どうすればいいのでしょうか。相手が自然だからとあきらめるしかないのでしょうか。

 そういう面とそうではない面がある、と私たちは考えています。

 8年前に書いた記事を再録しますので、どうぞお読みいただいて、ご一緒に考えていただけると幸いです。

               *


「日本人よ、茹で蛙になる前にジャンプせよ!」‘10.9.2


 日本人は、すべてを水に流す癖が強く、大事なことについて健忘症が激しい――あくまでも傾向であって、そうでない人もいますが――と思えます。

 「夏ってこんなに暑かったっけ?」

 「今年は暑いねえ」

……ではなく、ちゃんと最新のニュースで記録を確認すると、以下のとおりです。


113年間で最も暑い夏に=記録ずくめ、55地点で最高値更新-気象庁

 気象庁は1日、今年の夏(6~8月)の平均気温が平年より1.64度高く、統計を開始した1898年以降で最も高かったと発表した。全国154の観測点のうち55地点で記録を更新し、特に北日本と東日本では過去最高になった。
 同庁は、この極端な猛暑を異常気象ととらえ、専門家らを集めた検討会を3日に開き、要因などを分析する。(後略)

 (2010/09/01-20:03)

時事ドットコム
気象庁発表リリース


 このまま行くと、やがて日本人全体が茹で蛙になることは確実だと思われ、すでに明快な先駆現象が出ています。


熱中症の死者 全国で475人

9月2日 4時16分 

梅雨明けから先月までに、熱中症とみられる症状で亡くなった人は、大阪や兵庫などで70人以上が死亡していたことが新たに判明し、全国で少なくとも475人に上ることがわかりました。室内で死亡して見つかり、その後、熱中症と判明したケースを警察などが明らかにしたためで、専門家は1人暮らしの高齢者などが亡くなったケースを調べ、予防に役立てる必要があると指摘しています。……東京23区の死者数を公表している東京都監察医務院の福永龍繁院長は「1人暮らしの高齢者が多いので、どうしても遺体で発見される例が多い。亡くなった方から得られたデータというものを、今生きている方の健康作りや、熱中症の予防というものに役立てる必要がある」と話しています。(後略)

NHKニュース


 「熱中症」で「孤独死」そして「遺体――この暑さですから、おそらくしばしば腐乱死体――で発見」とは、なんとつらい話でしょう。

 たとえ若者であっても、明日――5,60年後――は確実に我が身です。このままで行っていいんですか?

 日本人のみなさん、なんとかして1億総茹で蛙――「総」ですからあなたも含まれます――になる前に、もうかなり熱くなってしまった鍋の中から思い切ってジャンプしませんか? 

 「身近なエコ」とか「ハチドリのひとしずく」では、気持ちはわかりますが、実際問題として追いつかないのではないでしょうか?

 それは、かつてB29に竹やりとバケツリレーで対抗しようとしたようなもので、本当に涙ぐましい努力ですが、役には立ちそうにありません。

 環境問題に関しては、涙ぐましい努力をして敗戦するより、冷静に見込みのある方法を選択して、しかも情熱的に、一丸となって戦って勝ちたいものです。


 熱くなった鍋からどこを目がけてジャンプすればいいのか。

* 持続可能な国づくりの会 HP ブログ を参照してください。」