連載:持続可能な国づくりの条件 18 〔完結〕

 結 論

そこで結論です。日本国民の多数が本気になる。そしてスウェーデンやブータンに学びながら、持続可能な国を創出する。

これは緊急に求められていることだと思います。

そのためには、まずスウェーデンやブータンのことを勉強しましょう、と。

それから、それを鏡に、日本はなぜできないのかを自覚しましょう、と。

そこまで自覚したら、ではどうしたらいいのかということを、これから共有して、どこかだけではなくて4象限全体にわたって、日本が持続可能な国になるように条件を調えていく。

そういうことを、これから本気でやれば、なんとかなるのではないか、と。

しかし、ちょっと片手間でやっているぐらいではどうにもならない。「私のできることをできる範囲でやります」くらいの精神では、正直言ってどうにもならないと私は思います。

そうとう本気になる必要があります。

日本が危機にあることに対する心情的な受け止め方が、例えば維新の会など、いろいろな形で表われていると思います。

私は、そういう方たちに心情的には一部共感しますが、考えていることは評価していません。

彼ら同等以上の熱意を持って、持続可能性という方向に向かって明確な理念とビジョンを持って本気になって努力する人間集団、やがては党が出来上がって初めて、日本には先がある。

それが出来なかったらちょっと、というよりそうとう危ういな、というか正直言うとだめだろうな、と私はシミュレーションしています。

私も子どもや孫がいて、あと10年後、20年後、40年後の日本がズタズタになっていたら……例えば20年後の日本がガタガタだと、孫たちが青春ですから、とても困るので、「だめだろうな」などと言って済ませるわけにはいきません。

なんとかしておきたいということで、6年あまりみなさんと一所懸命、「持続可能な国づくりの会」ということで呼びかけてきましたけれど、はなはだ残念ながら、今のところまだあまりたくさんの方に結集していただいていません。

今後も結集しないままだったらとても困るんですが……。

もちろん、この会ではなくて、例えば「日本未来の党」に結集してもらってもいいんです。「緑の風」に結集してもらってもいい。なくなってしまったけれど、昔の「日本緑の党」に結集してもらってもよかったんです。

けれども、次世代の未来の展望を開くために、あえてはっきり言いますが、それらのグループにも4象限にわたる理念とビジョンが不足していると思います。

それから何よりも、結集するだけの危機感と熱意が日本国民に足りないのが問題だ、と私は思っています。

ここにお集まりになった方は、熱意をお持ちだからこそ学ぼうと思って来てくださったのだと思いますが、ぜひ、今日投げかけたことをどう思われるか、ぜひ質問や共感の感想や、「いや、違うんじゃないか」という反論など、いろいろ出していただいて、共有できる方とは本気で共有をするというプロセスを、残り時間の可能な範囲でやっていきたいと思います。

だいたい予定通りの時間になりましたので、ここで一区切りです。お疲れさまでした。

 

*現時点(2014年9月)でも、「結集するだけの危機感と熱意が日本国民に足りないのが問題」という状況は大きくは変わっておらず、多数の傾向としては「高度経済成長よもう一度」という夢を見ている状態のようですが、さすがにここのところの顕著な「気候変動」「異常気象」に目が覚めてきた市民もじりじりと増えてきているのではないかと期待しているところです。

ただちに影響があってもなくても、言えること・言うべきことをこれからも言い続けていくつもりです。

ぜひ、続けてお読みください。そして、ぜひ、賛否どちらであれコメントをいただけると幸いです。