会報『サングラハ』第157号(2018年1月)について

 隔月刊の会報『サングラハ』について、157号(2018年1月号)の発行をお知らせします。
 各会員には2月上旬に到着予定です。編集上の都合により発行が遅れますことお詫びいたします。
 会員以外の一般の方でもご購読いただけます。当HPフォームメールまで号数・冊数を記載しご注文ください。
 *PDF版は次のリンクの販売ページからお求めになれます。

【会報『サングラハ』販売ページへ】


『サングラハ』第157号

2018年1月25日発行、全48頁、A5判、700円

目 次
 ■ 近況と所感 …… 2
 ■『如来蔵経』を読む(4) ……岡野守也… 5
 ■ 唯識と論理療法を融合的に学ぶ(7) ……岡野守也… 26
 ■ 新・ゴータマ・ブッダのことば(9) ……羽矢辰夫… 38
 ■ 書評『アメリカ 未完のプロジェクト――20世紀アメリカにおける左翼思想』(1) ……増田満…… 40
 ■ 講座・研究所案内 …… 46
 ■ 私の名詩選(56) 芭蕉の冬の句 …… 48
 (編集後記)
 編集都合で発行が遅れました。本年もよろしくお願いいたします。
 岡野主幹の『如来蔵経』講義は経典後半に入りました。「衆生を菩薩にするため」という大乗仏教の本筋が明確に打ち出されており、「ゴミ溜めの黄金」「貧家の宝」「マンゴーの実の種」等の譬えによって、凡夫である多くの私たちの内に黄金=覚りの可能性が確実にあることを気づかせてくれます。
 「唯識と論理療法」講義では、非合理的/合理的信念の四つの特徴の復習を通じ、論理療法のABCDのD・論破の方法が紹介されています。先のゴミ溜め等の譬えは確かに凡夫の心の実感ですが、論理療法はいわばマナ識をゴミ溜めにとどめず治療することによって、仏教を補完しうるのだと思いました。
 羽矢先生は今回、「この覚りは誰にも理解されないだろう」という、ブッダの一見ネガティブすぎる言葉を紹介されています。真理とはそれほど常識を越えたものなのでしょう。
 増田さんはローティ著作の書評後半で、同書がすでに正確に米国の現状を予測していたことがわかります。米国も日本も、連帯の根拠たるいわば「国是」、原点の理想を取り戻すことが必要です。 
 (編集担当) 



 
2018/02/04