会報『サングラハ』第156号(2017年11月)について

 会報『サングラハ』156号の発行についてお知らせします。
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『サングラハ』第156号

2017年11月25日発行、全44頁、A5判、700円

目 次
 ■ 近況と所感 ……2
 ■『如来蔵経』を読む (3) ……岡野守也…   4
 ■ 唯識と論理療法を融合的に学ぶ (6) ……岡野守也… 12
 ■ 新・ゴータマ・ブッダのことば (8) ……羽矢辰夫… 21
 ■ 渡辺京二と「近代」の超越 (6) ……高世仁…… 23
 ■ 書評『アメリカ 未完のプロジェクト――20世紀アメリカにおける左翼思想』 (1) ……増田満…… 28
 ■ 書評『徳川時代の宗教』(R・N・ベラー) (5) ……三谷真介… 33
 ■ 講座・研究所案内 …… 42
 ■ 私の名詩選 (55) 『自註鹿鳴集』秋晩秋と冬の歌ほか五首 …… 44
 
(編集後記)
 無常迅速、今年最後の『サングラハ』です。
 主幹の『如来蔵経』講義は、如来蔵・仏性について「ハチの巣と蜜」と「籾殻や糠と米」のわかりやすい譬えが語られた箇所です。危険であったり汚かったりする私たちの煩悩・無明の中にこそ、実は仏の本性が現に存在することが実感され、同時にそこからなぜ唯識が生じたのかがわかります。
 唯識と論理療法講義は、今回論理療法が教えてくれる三つの非合理的な信念が扱われています。実際、凶悪犯罪から日常の私たちの悩みまで、ひどさの度合いはあるにせよ、確かに根源を辿ればこの三つに行きつくように見えます。次回の「論破」が特に重要となると思われます。
 羽矢先生のブッダのことばは、よく知られている仏伝と異なる、非常にあっさりとしたブッダの修行と覚りについて、高世さんは宮本常一の見た日本の民俗世界が渡辺京二氏が描き出した「逝きし世」と一致していることについて、増田さんはローティによるアメリカ左翼思想の書に、米国の失われた国家理想を読み取る試みについて、担当はベラー書評の前提としての母語と民族性の問題について、それぞれ論じています。
 (編集担当) 

 
2017/12/02