会報『サングラハ』第152号(2017年3月)について

 
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『サングラハ』第152号

2017年3月25日発行、全48頁、A5判、700円

目 次
 ■ 近況と所感 …… 2
 ■ 唯識心理学と論理療法を融合的に学ぶ(2) ……岡野守也… 6
 ■ 新・ゴータマ・ブッダのことば(4) ……羽矢辰夫… 24
 ■ 書評『21世紀の歴史―未来の人類から見た世界』(J・アタリ)(1) ……増田満… 26
 ■ 書評『徳川時代の宗教』(R・N・ベラー)(2) ……三谷真介… 35
 ■ 講座・研究所案内 …… 45
 ■ 私の名詩選(51) 会津八一『自註鹿鳴集』より …… 48

(編集後記)
  仏教の六道が単なる神話や譬えではなく、現世の有り様を神話的コスモロジーから解釈したものであったことが実感される多難な現在、精神的に生き残ることは現代人の課題なのだと思われます。岡野主幹の講義録は、今回は唯識心理学の三性の話が中心で、いま私たちが暗澹たるものだと見ているとこの世界もまた、私たちの見方次第であること、希望を見出し行動することすら私たちの心次第であることが理解できます。これこそ真の精神的生き残りと言えるでしょう。羽矢先生は、最も原像に近いという経典のブッダの、修行者が探究すべきものに関する説法の場面を描いておられます。増田さんからは、現代フランスの碩学J・アタリの、巨視的な歴史法則を21世紀に適用した未来予測の大著の書評で、今回は世界が絶望だけに見えてくるような話ですが、次回はその先の希望が予定されています。まさに世界の見方は私たちの心次第であると、ここでも実感されます。私・三谷のベラーの研究の書評について、同書は今こそ読まれるべき、知られざる名著です。ご一読を強くお勧めします。  (編集担当)


2017/04/13